持ち味を発揮

　10月22日（土）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド7の一次予選が行われた。1Rには藤井昭吾が出走し、力強い先行策で後続を寄せ付けずに、白星スタートを切った。

　レースは残り3周半で5コースの冨尾享平が位置を上げてペーサーが退避するとインを切った。その仕掛けに乗った藤井は残り2周半を過ぎて先頭に立つと、そのま先行態勢に入った。その後は巧みなペースで他を翻弄して、まくりで迫った黒沢征治を振り切って先頭でゴール板を通過した。

　過去には2Vの実績がある藤井だが、近況は思うような結果が残せていない。
　「最近は悔しい思いをしているので、今回はしっかり練習してきた。セッティングもいじって、モガき方も変えてみようと思う。展開を作れることが自分の強みなので、そこを生かして走りたい」

　2周半先行して逃げ切りと、レースでは有言実行を果たした。
　「巧いこといつも通りに走れたし、踏み直しもできた。一回走って改善点もわかったし、次はもっと良くなると思う」と手応えを感じており、二次予選はさらなる上積みが期待できそうだ。

　今シリーズは前回からの修正を果たして好スタートを切った藤井。このままの流れで連勝を決めて、自身3度目のVを目指す。

• 選手詳細データ

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  藤井昭吾 選手滋賀・99期