安定感抜群

　2月3日（金）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」エクストラステージ ラウンド1の一次予選が行われた。1Rには2度の優勝実績を誇る藤井昭吾が出走し、冷静な立ち回りからまくって白星スタートを決めた。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避すると6コースの内田玄希が進出を開始してインを切った。その仕掛けに乗った内村泰三が残り2周を過ぎて内田を叩くと、藤井は冷静に車を引いて４番手を確保。その後は残り1周半でスパートを開始すると、2番手から先まくりを放った小野大介の上を力強くまくりきって先頭でゴール線を駆け抜けた。

　ピスト6では積極的な競走が目立つ藤井だが、近況は先行、まくり、位置取りと戦法の幅を広げて成績も安定している。
「あんまりあの展開は考えていなかった。一車だけ出してと思っていたけど、その後ろも来ていたので包まれる展開になりそうだった。でも切ってくれて結果的にはやりやすくなった。誰も来なければ1コースからそのまま駆けるつもりだった。先行するつもりがあれば仕掛けるタイミングがあるしチャンスが広がる。しっかり周りが見えて冷静に走れたと思う。（タイムトライアル後に）ハンドル周りのセッティングも修正して、その辺りの感触も良かった」

　　PIST6は3連続優出中と近況の安定感は抜群。充実期を迎える今なら実績上位の雨谷一樹や永澤剛といった強豪を撃破しての3度目の戴冠もありそうだ。

• 選手詳細データ

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  藤井昭吾 選手滋賀・99期