落車明けも問題なし

　3月4日（土）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」PIST6 年間ファイナルの1次予選が行われた。1Rには鈴木陸来が出走し、巧みな立ち回りからまくって白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周半で5コースの小峰烈が進出を開始。残り3周でペーサーが退避すると1コースの緒方慎太郎が突っ張り、小峰を追走していた鈴木は空いた3番手に入る。その後は残り2周で仕掛けた畝木聖に俊敏に切り替えて2番手を確保。残り半周でスパートを開始すると、田川翔琉の猛追を微差で振り切った。

　前場所の伊東G3で落車し状態面が心配されたが、タイムトライアルでは好タイムを叩き出し、レースでも俊敏な動きを見せて不安は払拭した。
　「タイムトライアルでいいタイムが出たしそれが自信になった。落車の影響は擦過傷だけだし、レースを走っても問題なかった。最近は立ち回りも意識して、自分の得意なレースをするようにしていて、今回も冷静に周りが見えたと思う。前回は準決勝で人をアテにして失敗してしまった。でもそれ以外は完璧だったので、今回は勝ちを意識せずに早めに仕掛ける気持ちを持って走りたい」
　
　過去には2度の準Vがありタイトル獲得まであと一歩のところに迫っている。レースの幅が増して一皮むけた今なら初Vの可能性もありそうだ。

• 選手詳細データ

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  鈴木陸来 選手静岡・117期