鈴木陸来が会心の逃げ切り勝ち ~青森競輪~

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鈴木陸来
準決勝でジャイアントキリングとなるか
練習の成果がレースに

 青森競輪F1ナイターは、10月15日(火)に初日が行われた。S級予選7レースは、鈴木陸来(静岡・117期)が2周突っ張り先行で逃げ切り勝ち。会心のレースで勝ち上がりを決めた。

 川口雄太との二分戦。赤板で川口の上昇を突っ張った鈴木は、そのまま巧みなペース配分で敵を釘付けにすると、番手にも差しを許さずに逃げ切った。ダッシュを生かしたカマシ、まくりが持ち味の鈴木だが、初日は大いに見せ場を作って快勝した。

 「(突っ張ってから)川口を見ながら、しっかりとペースを作れました。良い感じに脚を回せましたし、バックでは結構脚が余ってる感じがあった。カマシの方が得意なんですけど、そればっかりだと戦い方が制限されてしまう。突っ張れる時は突っ張って、そういうレースも見せていきたい」

 前回から中1週間空いて、普段と違う調整をしてきたことも功を奏したようだ。

 「元々バンクに入らないで、街道と、ワットバイクの練習なんですけど、今回はロードワークだけをやってきました。脚力のベース作りをしたかった。最近は落車をしてなかったんで、甘えていた部分があった。落車をすると、ベースを作り直さないといけないから、こういう練習をする。でも、落車してないから、そこのベース作りがなあなあになっていた。まずはロードワークで戦える脚力のベースを作って、そこからスピード練習とか、そういうものを取り入れていきたい」

 準決勝は、12レースで新田祐大との対戦。どこまでやれるか、注目だ。

熊谷洋祐記者

2024年10月15日 22時10分

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