朝倉智仁が4連勝で念願の初V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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シルバーコレクターを返上(写真左から松尾勇吾、朝倉智仁、北野武史)
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朝倉智仁
尊敬する隅田(洋介)ポーズを披露
逃げてまくってと完全V

 『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド5は、3月14日(火)に最終日が行われた。決勝戦にはタイトルホルダー1名と優出経験者2名が勝ち上がり、3名の選手が初の優出を決めた。多彩な顔触れとなった決勝戦はハイスピードバトルが繰り広げられ、残り半周から仕掛けた朝倉智仁がまくり切って完全Vを飾った。2着には終始追走した松尾勇吾が続き、松尾を追った北野武史が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から朝倉智仁-松尾勇吾-北野武史-小畑勝広-小谷実-藤井昭吾。レースは残り3周を過ぎて小畑が進出を開始。朝倉は突っ張り気味に踏むも残り2周半で小畑が強引に先頭に立つ。その動きを追走した藤井が残り2周を過ぎた辺りで小畑を叩くと隊列は一本棒のままレースは進む。3番手を確保した朝倉は残り半周でスパートを開始すると直線で藤井を捕らえて、迫る松尾も振り切り先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「やっと優勝できて嬉しい。プレッシャーもあったし、その中で勝てて良かった。(決勝を振り返って)一回突っ張ってペースを上げてから出させようと思っていた。番手に嵌るつもりだったけど、(藤井が小畑を叩き)3番手になったのは想定外だった。がむしゃらだったので残り1周までは勝てる確信がなかったけど、残り半周で踏み出してからは出切れると思った。現行競輪とPIST6は別物だけど、このいい流れを現行競輪に繋げていければ。今年はF1戦で優勝することが目標です」
 
 過去には3度の準Vとあと一歩のところでタイトルを逃していたが、7度の目の挑戦で念願の初Vを達成した。次回は3月25日から行われる小田原F1に参戦予定で、勢いそのままにF1シリーズ初優勝を目指す。

髙野航記者

2023年3月14日 21時22分

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