河端朋之が2節連続完全Vを達成 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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満面の笑みで頂点に立つ(写真左から皿屋豊、河端朋之、荒川仁)
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河端朋之
PIST6最速の男
圧巻のスピードを見せ付ける

 PIST6 2023 ラウンド9は、6月4日(日)に最終日が行われた。決勝戦にはタイムトライアル上位5名が勝ち上がり、実力ある選手達が順当に駒を進めた。激戦が繰り広げられたなか、残り1周からまくった河端が完全Vを達成した。2着には切り替えた皿屋が続き、3着には皿屋を追った荒川が入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から荒川仁-齋木翔多-河端朋之-前反祐一郎-皿屋豊-稲毛健太。レースは残り3周でペーサーが退避すると、皿屋が進出を開始して残り2周半でインを切る。残り2周でペースが緩んだところを齋木が叩きに出て、その動きを追走した河端は絶好の2番手を確保。残り1周で車を外に持ち出すと、そのまま一気に加速して迫る皿屋を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「(決勝戦を振り返って)切って切っての流れの中で行くか、誰も仕掛けなければ自分で行くつもりだった。想定外の展開になったけど、自分にとってはいい展開になった。警戒されるがゆえに周りの選手が動いてくれてそれが良かった。後ろも強い選手たちばかりだし、残り1周からは目一杯踏んだ。(シリーズを振り返って)今回はタイムトライアルで9秒台を出してプレッシャーもあったけど、一つの目標にしていたし達成できて良かった。最近は体もだいぶ戻ってきた。(現行競輪では)G3を取りたい気持ちあるけど、まずは走れていることの喜びを感じる。これからも走るからにはしっかり戦っていきたい」

 史上最高のメンバーが揃ったEXTRA STAGE 年間ファイナルでは圧巻のスピードを披露して初V。続く今節はタイムトライアルでPIST6初の9秒台を叩き出して完全Vと手が付けらない状態だ。次回は6月の大垣F1に出走予定で、勢いそのままに現行競輪でも圧倒的なスピードを見せ付ける。

髙野航記者

2023年6月4日 20時09分

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