河端朋之がロングスパートを決めて完全V

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圧巻のパフォーマンスで5度目の頂点へ(写真左から永澤剛、河端朋之、畝木聖)
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河端朋之
満面の笑みで写真撮影に応える
自身の持つ連勝記録を”20”に伸ばす

 PIST6 2023 ラウンド20は、9月24日(日)に最終日が行われた。決勝戦には2名の選手が無傷で勝ち上がり、その他にフレッシュな面々も加えて底力ある6名が駒を進めた。実力者同士による激戦が繰り広げられたなか、残り2周からのロングスパートを決めた河端朋之が完全優勝を飾った。2着には追走した永澤剛が続き、切り替え追った畝木聖が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から北野武史-畝木聖-内山雅貴-松本京太-永澤剛-河端朋之。レースは残り5周で北野と永澤の2名が後方にワープした。その後は残り3周を過ぎてペーサーが退避すると松本が畝木を押さえて先頭に立つ。そのまま先行態勢入るも、河端が緩んだ一瞬の隙を逃さずスパート。残り1周半を過ぎた辺りで松本を捕らえると、そのままペースを保ち迫る永澤を振り切った。

 「うれしいけど、ホッとした感じです。このままいけるところまで(連勝を)目指したい。(決勝戦を振り返って)誰かしら自分の後ろに来るだろうなとは思っていたけど、二人来たのは予想外。ゴールまで二人分近づいて有利になった。真後ろに永澤君がいたので怖かったけど、出切ってからはペースで踏んで押し切れた。(シリーズを振り返って)内に閉じ込められるレースが多かったし、今後はそういうレースも増えて苦しめられることもあると思う。そういう展開をどういう風に打破していくかですね」

 これで初優勝を飾ったEXTRA STAGE 年間ファイナルから5節連続完全Vを達成。自身の持つ連勝記録も20に伸ばし手が付けられない状態だ。近況は現行競輪でも動きが良く成績も上昇気配。次走に控える『火の国杯争奪戦』in久留米でも、持ち味のスピードを発揮して自身2度目のGⅢ制覇を狙う。

髙野航記者

2023年9月24日 20時33分

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