圧巻のロングスパートで後続を千切る

　12月26日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド30の1次予選が行われた。6Rにはタイムトライアル1位の黒瀬浩太郎が出走し、残り2周からのロングスパートで後続を千切り力の違いを見せつけた。

　レースは残り3周でペーサーが退避すると4コースの河上陽一がインを切って、その上を木村直隆が叩く。先頭に立った木村がペースを緩めると最後方となった黒瀬が一気にスパートを開始。残り1周半で木村を捕らえると、そのまま加速して後続を突き放した。

　「ペースが緩くなると思っていたし、カマシで行こうと思っていた。作戦通りに走れたし、感覚も悪くはない。前々回のPIST6は押さえ先行ばかりで、前回はまくりばっかりだったけど、今回は自分の得意パターンに持ち込めた。高知の最終日に座る位置を変えて走ったらいい感じだったので、PIST6でもその走り方をして踏み脚が強くなった。2次予選もコース次第で臨機応変に走っていきたい」

　初参戦時にはいきなり準Vを飾っており、250バンクへの適性は申し分ない。強豪ひしめく今シリーズでも自慢の快速を発揮して初の頂点に輝くシーンも十分だ。

• 選手詳細データ

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  黒瀬浩太郎 選手広島・123期