黒瀬浩太郎が特別昇級を達成 ~奈良ミッドナイト~
先行力発揮して特別昇級
12月29日に開催最終日が行われた奈良FIIミッドナイトの第9レース・A級決勝に出走した黒瀬浩太郎(広島・123期)は、打鐘から先行して逃げ切り優勝を果たした。これで黒瀬は11月高知FI、12月玉野FIIミッドナイトに続き3場所連続での完全優勝を達成して12月30日付けでS級2班への特別昇級を決めた。
レースは広島コンビと、近畿が2手に分かれての3分戦プラス単騎で角令央奈(福岡・98期)。赤板手前で谷内健太(京都・125期)が吉田篤史(奈良・109期)を押さえる。「谷内君が特班してきて、(今シリーズは)連勝できているので手強いと思う。(特別昇級が懸かるが)自分ができることをしっかり」と話していた黒瀬は、1センターから早めの仕掛けでスパート。打鐘前には谷内を一気に叩いてラインの増原正人(広島・98期)、広島コンビを追ってきた角とで出切る。5番手以下が大きく口が空くようなスピードで飛ばす黒瀬に対して、最終2コーナーあたりで4番手の谷内がまくろうとするが、なかなか車が出ていかない。後方に置かれた吉田のまくりも前までが遠かった。前3人のV争いは番手の増原の追撃を振り切った黒瀬に凱歌が上がった。
123期ナンバーツーの黒瀬は1月から初のS級昇級が決まっている次世代のスター候補。ただ、今期は失格があってS級点が取れているか微妙な状況だったので、期の最終戦で特別昇級を決めたのは非常に大きい。これで今後1年間はS級が確定。持ち前のダッシュ力でS級の舞台でも快走を見せてバンクを沸かせてくれるだろう。
2024年12月30日 16時48分
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選手詳細データ
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黒瀬浩太郎 選手広島・123期