黒瀬浩太郎の課題はメンタル面 ~取手競輪場~

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黒瀬浩太郎
周りからの評価は高く底力は点数以上
実戦で積み重ねていくしかない

 取手競輪場では明日の4日から7レース制によるモーニング開催が行われます。ここは前回の富山でVを決めた黒瀬浩太郎(広島・123期)に注目した。

 黒瀬は前回の富山を優勝し今年4V。はたから見ると順調に見えるが、黒瀬は浮かれていることもなくむしろ慎重な様子。
「練習だと負ける気がしないのですが、本番だとダメですね」と話す。原因を聞くと「メンタルです」とキッパリ。
メンタル面を克服するにはを問いただしたが「対策はないです。実戦でやっていくしか」と重苦しい。
逆に練習では一息でもレースになれば強い選手がいる。メンタル面が強いのだろう。

 初日に番手を回る同期である都築巧(123期・高知)の話を聞くと「(黒瀬は)周りからもすぐS級に行けると言われてたくらい」と言うから、黒瀬がこの成績で満足しないのも納得がいく。
それでも黒瀬は「最近は初日に飛ばなく(大きな着を獲る)なった」と少しは進歩は見えている様子。「今回は修善寺での新人研修があって中5日。疲れはないです」と不安要素もなさそう。
初日予選で納得のいく走りができれば、勢いに乗って今後は点数以上の走りができると信じたい。まずは初日予選での白星に期待する。

木村貴宏記者

2024年10月3日 18時00分

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