黒瀬浩太郎が4連勝で7度目のVを奪取 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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黒瀬浩太郎
ヒカル氏らインフルエンサーと記念撮影(表彰台左から真鍋智寛、黒瀬浩太郎、伊藤信)
好メンバーでの大激戦を制す

 PIST6 2025 3月 第4戦は3月30日(日)に最終日が開催された。
 決勝戦には黒瀬浩太郎、真鍋智寛の2名が3連勝で勝ち上がりを決めて、優勝経験者の5選手に地元の原田亮太を加えた6名が顔を揃えた。今年度最後の一戦は、好位置確保から抜け出した黒瀬浩太郎が完全優勝で7度目の頂点に輝いた。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から伊藤信、荒川仁、原田亮太、真鍋智寛、黒瀬浩太郎、稲毛健太。レースは残り3周を過ぎてペースが緩むと、原田が動いて先頭に立つ。そこをすかさず真鍋が叩くと、真鍋を追った黒瀬が2番手に入り、3番手が内に原田、外に稲毛で併走となる。残り1周半付近から伊藤が車間を詰める勢いでまくり上げていくも、黒瀬が最終周回の2コーナーで車を外に持ち出して、2センターで逃げる真鍋に並ぶと直線半ばで差し切って1着でゴールした。

 「前回悔しい思いをしたので、その雪辱を果たせて嬉しいです。(決勝戦は)原田(亮太)さんの仕掛けが早かったのは想定外でしたけど、作戦通り走ることができた。真鍋(智寛)さんがフカし上げていたので、なんとかとらえられた。(残り1周過ぎに伊藤)信さんがきたのが見えていくしかないと思って仕掛けた。PIST6では松崎(広太)君や、河端(朋之)さん、堀江(省吾)さんなど倒さなくてはならない相手もいるので、今後も頑張っていきたい」

 今シリーズは優勝経験者が12名参戦し、予選から決勝戦さながらの好勝負が続いていたが、予選、準決をすべて1着でクリアすると、決勝戦でも鹿屋体育大学の先輩である真鍋とのデットヒートを制して昨年11月以来の優勝を勝ち取った。現行競輪では前回四日市G3で準決勝に進出するなど活躍がめざましい有望株で、この優勝をきっかけに双方でさらなる飛躍を目指していく。

中田真弘記者

2025年3月30日 20時30分

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