佐藤幸治が激戦を制して連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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S級対決を制し3度目の頂点へ(左から皿屋豊、佐藤幸治、伊藤信)
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佐藤幸治
近況は充実振りが際立つ
皿屋豊は4度目の準Vで頂点には届かず

 PIST6 2024 ラウンド33は1月14日(日)に最終日が行われて、決勝戦には30、40代の経験豊富なベテラン勢が多く勝ち上がり実力者が顔を揃えた。巧みな駆け引きにより繰り広げられた一戦は、残り1周からまくった佐藤幸治が完全Vを飾った。2着には皿屋豊が逃げ粘り、直線で外を伸びた伊藤信が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から伊藤信-小野大介-佐藤幸治-保田浩輔-皿屋豊-佐藤友和。レースは残り3周でペーサーが退避すると保田が進出を開始して、残り2周半で先頭に立ち、その後位で伊藤が粘る。飛び付かれた皿屋は残り2周でスパートを開始すると、残り1周半では保田を叩き切ってそのまま先行態勢に入る。佐藤幸は皿屋を追った佐藤友の後ろに付けて3番手を確保すると、残り1周から一気に踏み上げて、最後は逃げる皿屋とのデッドヒートを1/4車輪差で制した。

 「このメンバーを相手に優勝できたのは自信になる。(決勝戦を振り返って)3コースは展開を作れるコースだったし、うまく佐藤友さんの後ろに切り替えて、いい位置を確保できたことも良かった。最後は皿屋さんに合されて踏み合いになってきつかったけど、何とかへばりついた。(今シリーズを振り返って)久々のPIST6ということもあって、一走目は重く感じたけど、その後は尻上がりに良くなっていった。(今年の目標は)特別競輪に乗ること。最近は自分でも恐ろしいくらいに流れがいいので、このままの勢いでいければ」

 今節も逃げてまくってと圧巻の機動力を発揮して4連勝を飾り、前回のPIST6 2024 ラウンド25に続く連続完全Vを達成。近況は直近の別府F1で完全Vを飾るなど、充実の一途を辿っており、今年はPIST6と現行競輪の両輪で躍進を遂げることだろう。

髙野航記者

2024年1月14日 20時17分

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