佐藤幸治が通算300勝達成 ~小田原記念~

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佐藤幸治
300勝ポーズで記念撮影
長崎に移籍して11年

 小田原競輪場開設74周年記念『北条早雲杯争奪戦』が13日(木)に開幕。一次予選7レースでは、佐藤幸治(長崎・92期)のまくりがさく裂。人気の南関勢を撃破して節目の通算300勝を達成した。

 前受けした南関勢に残り2周半で一旦突っ張られる展開。7番手で冷静に立て直した佐藤は、最終1センターから踏み込み抜群のスピードで前をのみ込んだ。
 「外枠だったんで後ろ攻めになると思ってたし、齋木君の突っ張りもなんとなく予想はしてました。(突っ張られてから)もう一回行けるところで行こうと、気持ちに余裕を持っていました。最近にしては良いスピードが出ましたね。内藤さんのブロックを乗り切れればラインで決まると思ったし、コーナーに入る前に出切るかだった。状態は上向いているし、疲れもそんなにない」
 デビューした秋田から2012年に長崎に移籍し早11年。記念の勝ち上がりでの節目達成とあって、その価値は高い。
 「どこかで達成したいなと思ってたし、やっぱり負け戦よりは勝ち上がりでと思ってたんで。移籍してもう11年経ちますね。弟子も4人いて、役員や、(アマチュアの)愛好会の指導員もやらせてもらってる。気づいたら300勝って感じです。通過点だと思ってます。400勝、500勝を目指していかないと」
 後進の育成にも力を注ぎながら、自身の進化も決して止めることはない。

熊谷洋祐記者

2023年4月13日 14時18分

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