佐藤幸治が豪快なまくりで4度目のV ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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佐藤幸治
4度目の優勝を決めた(左から守谷陽介、佐藤幸治、松崎広太)
スピードを見せつけて完全優勝を飾る

 PIST6 2024 8月 第3戦は8月20日(火)に最終日が開催された。
 決勝戦には松崎広太、佐藤幸治、畝木聖の3名が無傷の3連勝で勝ち上がり、好メンバーが顔を揃えた。実力伯仲の一戦は、残り1周で2番手からまくりを放った佐藤幸治が1月以来となる4度目の優勝を飾った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から山田義彦-佐藤幸治-守谷陽介-阿部架惟都-松崎広太-畝木聖。レースは残り3周でペーサーが退避し、動きがない中で4番手の阿部架惟都が仕掛けるが、前から山田義彦が突っ張って応戦する。残り1周半手前で阿部架惟都が後退すると、松崎広太はその外を回る。残り1周手前から佐藤幸治が松崎広太に合わせてスパート。佐藤幸治のスピードが良く、山田義彦を一気にのみ込むと後続の追撃を振り切って1着でゴールした。

 「あの展開は予想外でした。山田(義彦)がただただすごいなと思いました。誰か来たら合わせてと思っていて、いい感じに合わせられた。優勝は最高に嬉しいですね。前回失格した分を取り戻せたかな。今シリーズは動けるところで動いてという走りができた。あとはタイムトライアルでベストタイムが出せるようにしっかり練習してきます。次走の富山記念にはいい感覚で臨めそう」
 
 前回7月 第4節では予選から3連勝で決勝戦に勝ち進んだが、その決勝戦では2着に到達するも、無念の失格。その雪辱を誓った今シリーズは予選、準決勝で持ち前のスピードを生かした仕掛けを決めて3連勝で勝ち進むと、決勝でも好位置から豪快なまくりを決めて前回のリベンジを果たす優勝を飾った。

中田真弘記者

2024年8月20日 21時25分

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