河端朋之が10連続完全Vを達成! ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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河端朋之
表彰台で記念撮影(左から黒瀬浩太郎、河端朋之、荒川仁)
ハイレベルな激戦を制す

 PIST6 2024 7月 第4戦は7月30日(火)に最終日が開催された。決勝戦には河端朋之、佐藤幸治の2名が無傷の3連勝で勝ち上がりを決め、これまでに表彰台経験を有する6名が顔を揃えた。ハイレベルな一戦は、ロングスパートに出た黒瀬浩太郎を最終2センター手前で捕らえた河端朋之が10連続完全優勝を飾った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から荒川仁-佐藤友和-黒瀬浩太郎-河端朋之-佐藤幸治-常次勇人。レースは、残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、黒瀬が後ろの動きを警戒しながら残り2周手前から一気にスパート。河端は車間が空きながらもこの動きに追走し、更に車間が空いた3番手は河端を追った佐藤幸と荒川での併走で残り1周を通過。河端は前との車間を詰めながら最終バックで車を外に持ち出すと、2センター手前で黒瀬を捕らえてそのまま1着でゴールした。河端の仕掛けを追いかけて2着到達の佐藤幸が失格となり、逃げ粘った黒瀬が2着、荒川が3着にそれぞれ繰り上がった。

 「このコース順はやりづらさもあったが、あれ以上待てないというタイミングで黒瀬君が仕掛けてくれて長い距離を踏んでくれた。黒瀬君がカカっていて良いスピードだったので、目標にすることができた。今節はいいメンバーの中で走れた。連勝はいつ止まってもおかしくないので1走1走頑張るだけですね。(次節はオールスター競輪を控え)チャンスがあれば狙い澄まして獲りにいければ」
 
 前検日のタイムトライアルでは10秒034を叩き出して、前回に続いての9秒台とはならなかったが1位で通過。予選から危なげのない走りで勝ち上がり、決勝戦でも自慢のスピードを発揮して他の実力者を圧倒し、自らの連勝を40に伸ばした。現行競輪では昨年の寛仁親王牌、3月のウィナーズカップと近年はビッグレースでも決勝進出を果たしている。次走のオールスター競輪での活躍も期待ができそうだ。

中田真弘記者

2024年7月30日 21時34分

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