123・124期がデビュー戦を迎える ~宇都宮競輪場~

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荒川達郎
ナンバーワンの力を示す
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松井優佳
卒業記念レースからの連勝を狙う
注目は卒記チャンプとクイーンの両名

 4月30日(日)から宇都宮競輪場でナイターF2シリーズ「ルーキーシリーズ2023」が開催される。今節から123・124期のルーキーがデビューを果たし、49名の選手がプロの競輪選手としてのスタートを切る。その中でも注目は荒川達郎(埼玉・123期)、松井優佳(大阪・124期)の卒記チャンプとクイーンの2人だ。

 荒川は卒業記念を制して、逆転で養成所順位1位に輝き正真正銘の123期ナンバーワンとしてデビュー戦に挑む。
 「注目される立場だとは分かってるんで、それは気負い過ぎずに。でも、注目してもらえる期待を裏切らないようにしたい。結果が駄目で、内容も駄目っていうレースは期待を裏切ることになると思うんで。在所1位っていうのは自分ではびっくりしています。卒記の結果で在所順位も変わるっていうのは自分は知らなくて。良いドッキリでした。卒業してからは、先輩方と練習をさせてもらって、午前中しかバンクが使えないので一本、一本出し切ることを考えて追い込んでいます。疑似ラインを作って実践的な練習をしてきました。ラインがあると、養成所とは違って仕掛ける人が減るし、それぞれの役割がハッキリしているので難しい面もある。そこの勉強中です」

 松井は卒業記念で4連勝と圧倒的な力を見せ付けて、今シリーズも勢いそのままに完全Vを目指す。
 「500バンクは初めて走るからイメージはできていないけど、指定練習で走った感じは軽かった。メンタル面はまだ自信が持てないけど、先輩方から自信を持つようにとは言われている。卒業してからも練習はしっかりできているし、ちょっと長めでもしっかり仕掛けていきたい。やらないで後悔するよりはやって後悔できるように」

 荒川は12R(20時25分発走)、松井は6R(17時24分発走)にそれぞれ出場予定。次代のホープがデビュー戦でどのようなレースを披露するかに注目だ。

髙野航記者

2023年4月29日 17時30分

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