ルーキーシリーズ四日市を制したのは!? ~四日市競輪~

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荒川達郎
宇都宮の雪辱を果たす完全V
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東美月
「自分でもびっくり」の優勝に笑顔
荒川達郎は完全Vで面目躍如

 四日市競輪場で『ルーキーシリーズ2023』2戦目の決勝戦が行われた。女子は東美月(兵庫・124期)、男子は荒川達郎(埼玉・123期)が共に初優勝を飾った。

 ガールズ決勝は、打鐘から高橋美沙紀と竹野百香で激しく踏み合う展開。2番手内で脚をためた東が、最終3コーナーから狭い間のコースを踏むと、ゴール寸前で竹野を差し切った。
 「前か、2番手からと思ってました。竹野さんか、神戸(暖稀羽)さんが来ると思ったので、飛び付こうと。前がやり合う形になったので、自分はしっかり脚をためて、最後に追い込めるように準備していました。(最終)3コーナーあたりから踏んだけど、雨もあったし間を行くのは正直怖かった。でも、そこしかないと思って。竹野さんを差せると思わなかったです。連日、正直脚が動いてなかったし、優勝できると思わなかった。(優勝した)実感がないです」

 男子は在所1位で卒記チャンプの荒川達郎が完全V。打鐘で一旦突っ張られても、最終ホームで山根慶太の仕掛けに俊敏にスイッチ。バックからまくって後ろを突き放した。
 「棚瀬(義大)達のラインが前の方にいて、棚瀬は長い距離が踏めるっていう認識があった。そこを自由にさせたくないとは思ってました。赤板で誰か切ってくれるのも期待したけど、自分のマークが強いと感じた。打鐘で誘導を降ろして、前まで出られれば先行だったけど、突っ張られた。山根が行ったんで、そこの後ろにしっかり付いて行ってと。降りようと思ったし、そこ(にスイッチするの)はかなりきつかった。でも、冷静に走れましたね。4コーナーで車輪が見えたので、油断せずにしっかり踏めた。宇都宮は勝てなかったんで、ここは優勝できてよかったです」

 次回のルーキーシリーズは5月26日(金)から松戸競輪場を舞台に行われる。短走路にルーキーたちがどこまで対応できるか。そして若手らしいスピードあふれるバトルは必見だ。

熊谷洋祐記者

2023年5月7日 23時53分

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