「中団と後ろからのパターンも考える」

　9月29日から青森競輪場で開催されているF2ミッドナイト7は初日が終了。8月の小倉で8連勝を賭けて挑んだ準決勝で失意の落車を喫して今開催が復帰戦となっていた黒瀬浩太郎（広島・123期）が白星スタートを決めた。　

　「発走機から出るので肩が痛かった。そこは練習していなかったので想定外でした。まさかスタートが取れないと思っていなくて、どうしようかと思った。内に差したりして下げるのが遅くなってしまった。上がりタイムも良くなかったし、良くないですね。もう少しタイムも出ていないとダメ」と自身の状態にもレース内容にも反省しきり。

　前検日には「8割戻っていたら良い」と話していたが、レース後は「スピードに乗っているダッシュなら誤魔化しがきくけど、ゼロからのダッシュは多少、影響がある。準決以降は前が取れなかったときの中団か後ろからのパターンも考えておかないと。現状の感じだと、スタート含めたら6割、スタートなしなら7割の状態ですね。そこを考慮して組み立てを考えたい」と自身の状態が100％の状態ではないからこそ組み立てや立ち回りでカバーするべく、頭を悩ませていた。
　在所2位と養成所時代の成績は抜群でポテンシャルも申し分なし。絶好調でなくても別線を圧倒する力を持っているだけに準決も豪快な走りに期待したい。

　黒瀬は初日と同じく6レースに登場。発走予定時刻は23時05分となっております。

• 選手詳細データ

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  黒瀬浩太郎 選手広島・123期