A級1、2班戦もたんなる通過点

　2月17日に開催最終日が行われた別府F2の第7レース・チャレンジ決勝に出走した 山崎歩夢（福島・125期）が、最終バック5番手からのまくりで優勝を達成。これで山崎は1月奈良F2、同月平F2に続き3場所連続完全優勝を飾り、2月18日付でA級2班への特別昇班を決めた。

　特別昇班を決めた決勝は、山崎が前受けからレースをスタート。赤板で角宗哉が押さえにかかえると、単騎の阿部俊もその動きを追っていき、山崎は先頭誘導員を残し5番手まで車を下げる。角は先頭誘導員を使い、最終ホームから一気にペースを上げる。最終1センターから阿部が先まくりを放つも3番手付近で止まり減速。最後は後方からまくり上げた山崎が、逃げ切り図る角をゴール寸前でとらえ切った。

　GI通算9Vの山崎芳仁を父にもち、養成所時代から注目を集めていたホープ。本デビュー初戦となった地元・平では先頭誘導員早期追い抜きにより、長期の戦線離脱を余儀なくされたが、復帰戦となったルーキーシリーズではブランクを感じさせない走りで快勝。その後も圧倒的な力を見せつけて優勝を量産し、ついに特別昇班を達成した。将来のスター候補である山崎にとってはA級1、2班戦もたんなる通過点でしかなく、S級への切符をつかむ日も近そうだ。

• 選手詳細データ

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  山崎歩夢 選手福島・125期