小堀敢太が特別昇班を達成 ~立川競輪場~

同期を相手に11連勝で決めた
2月27日(木)に立川競輪場で最終日が行われモーニング7の決勝戦で小堀敢太(北海道・125期)が鋭いまくりを放って完全優勝を決めた。これで小堀は1月名古屋を皮切りに、連勝で決勝に勝ち上がった2月の防府こそ最終日が中止でノーカウントだったが、2月の宇都宮に続き立川を3連勝制して特別昇班を決めた。
決勝のレースは正攻法に橋谷成海(埼玉・125期)が構えて、中団を小堀が取り、単騎の瀧川幸広(愛知・125期)が5番手で志田愛希飛(富山・125期)が後方の位置取り。赤板で志田が押さえに動いたが橋谷が突っ張って主導権。志田は3番手に入ったが、すかさずホーム過ぎに小堀が一気に巻き返して痛烈なまくりで1着をつかみ獲った。単騎の瀧川が後方から仕掛けたが寄せ付けなかった。
「(特別昇班を果たすまで)長かったですね。もう少し早く決めたかったんですけど、色々不運もあって。自分は持ってない人間なんでここまで長くなったのかなと思います。(決勝は)最初は中団と思ってたんですけど、中部の志田君がこだわってきたので一回引いてから様子を見ながら行った感じですね。2コーナーを過ぎたときに気配を感じたので、もしかしたらまくられるかも知れないと思いながら踏み直した感じです。(1着でゴールして)ホッとしました。(1・2班戦に上がっても)自力にこだわってしっかり頑張りたいと思います」
1月奈良の決勝で痛恨の1着失格、防府の決勝も中止打ち切りで走れなかったが集中力を切らさなかった精神力と、構え過ぎない走りは評価できる。昇班後も積極的な走りを連れぬけばS級への道はおのずと開けるだろうし、楽しみな逸材だ。
2025年2月27日 14時34分
-
選手詳細データ
-
小堀敢太 選手北海道・125期