小堀敢太が特班後初戦を勝利 ~川崎競輪~

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小堀敢太
ハイスピードを見せつけた
得意のカマシをお見舞い

  川崎競輪ミッドナイトF2ガールズは、3月13日(木)に初日が行われた。A級1、2班戦7レースは、小堀敢太(北海道・125期)が特班初戦を1着で飾った。

 後ろ攻めから赤板で一旦上昇した小堀だったが、大関祐也の動きを見て早々に6番手に下げる。体制を整え直すと、打鐘2センターから一気に巻き返して主導権を奪取。別線を3車身ほど突き放して駆けて、番手の白石大輔も振り切ってそのまま逃げ切った。

 「前が取れれば引いてカマシで、後ろ攻めなら突っ張られるだろうし、ブーメラン気味に押さえて。どっちにしろ、ジャンの2センターからカマシで行こうかなと思ってました。そこからなら自分の持つ距離だし、タイミング良く行けました。もうちょっと後半の末脚が欲しいけど、前のあおりで無駄脚を使ったんで、それが響いた面もあると思います。カマすところで、もっと余裕を持って上から駆けて行けば良かったかな。正直言って、今日(初日)みたいな感じはチャレンジの時よりもやりやすかった。あのタイミングで行って、同期に合わせて踏まれて、番手に入られるパターンもあったので」

 予選は得意パターンのカマシが鮮やかにハマったが、特選組の自力と戦うことになる準決勝は、真価が問われる。それでも、小堀は自信ありげにこう話す。

 「もうちょっとペースが上がった方が自分はやりやすいんで、準決は楽しみではありますね。人のスピードをもらって立ち上げた方が得意なんで、ペースが上がる準決の方が、今日みたいな仕掛けも決まりやすいと思う」

 準決勝は、初日特選を逃げ切った飯田憲司との対決。力試しには十分過ぎる強敵が相手でも、大物感漂う小堀が怯むことはない。

熊谷洋祐記者

2025年3月14日 01時30分

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