ナンバーワン長田龍拳らが本格デビュー ~伊東ミッドナイト~

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長田龍拳
ナンバーワンが強敵に挑む
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増田夕華
初戦から持ち味を発揮できるか
特班懸かる佐藤礼文に挑戦

 7月3日からの伊東ミッドナイトは、9R制のチャレンジ・ガールズ戦。チャレンジ、ガールズともに新人が本格デビューしてくるだけに目が離せない。
 チャレンジの注目株は、117期生ナンバーワンの地元・長田龍拳だ。ダッシュ、トップスピードの高さは強烈で、カマシ、まくりを主武器に戦っていく模様。ルーキーシリーズは5月広島、6月当所と走ってVを果たせなかっただけに、ここはきっちり3連勝で好スタートを切りたい。
 長田に、ルーキーシリーズで存在感を発揮した山田雄大、仁藤秀と117期勢の走りは楽しみだが、その流れに待ったを掛けるのが佐藤礼文。目下連続完全優勝中で、この場所で特班を狙う。総合力の高さで新人を手玉に取るか。

 特班リーチの佐藤は怖いが、ナンバーワンの本格デビュー戦となれば期待値はマックスだ。長田は、全国高校総体、国体のスプリントで優勝など輝かしいアマ歴を引っ提げて競輪界入り。養成所の能力評価でもオールAを獲得し、HPD教場にも選ばれたエリートだ。競走訓練ではまくりを主体に29勝をマーク。ルーキーシリーズは5月広島、6月当所と走って、決勝は町田太、山口拳の後塵を拝する悔しい結果に終わったが、勝負は本格デビューしてから。強烈ダッシュ、トップスピードの高さを生かしたカマシ、まくりを主武器に戦っていく模様。身長177㎝のしっかりした体躯から繰り出すタテ攻撃で、ルーキーシリーズの雪辱を果たす。

 ガールズケイリンは、グランプリ級が不在の大混戦。機動力優る中嶋里美や野本怜菜がVの有力候補だが、波乱の余地も十分。ここはルーキーの増田夕華に注目してみたい。養成所の能力評価ではオールAを獲得した有望株。今回生から新設された500mTTでは1位のタイムを叩き出した。在所順位も16勝を挙げて6位と上位に位置していた。それだけに、ルーキーシリーズでも5月小倉、6月当所を走ってともに決勝進出を果たしている。小倉の予選2では追い込み勝負ながら、ナンバースリーの西島叶を差して1着、伊東の予選2ではナンバーワンの永塚祐を相手に先まくりを打って2着に粘り込む健闘が光った。“地元でしっかり練習してきたんで、脚には自信がありました”と振り返る。地脚タイプで、レースの流れに立ち遅れず、行くべきところでしっかり仕掛けられれば、経験値の高い先輩選手相手に大駆けの期待が持てそう。また、ここで本格デビューする新人では同じくヤング近澤諒香の走りも楽しみ。

権田浩一記者

2020年7月3日 11時42分

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