準決勝進出の21名が決定 ~瑞峰立山賞争奪戦~

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皿屋豊
記念初優出へ果敢に攻める
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中井太祐
7車立てで存在感を発揮
近藤龍徳、中井太祐、皿屋豊の3名が連勝の勝ち上がり

 富山競輪場開設69周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」は30日に2日目が行われた。オール予選2の9個レースが終了し、準決勝進出の21名が決まった。S班の村上博幸(京都・86期)が合計13ポイントでトップ通過。近藤龍徳(愛知・101期)、中井太祐(奈良・97期)、皿屋豊(三重・111期)の3名は予選連勝で勝ち上がった。

 皿屋豊は連日、別線の包囲網が厳しく、まくりに回される流れ。6番手となった予選2は3番手の川口公太朗(岐阜・98期)にけん制されて前との距離が大きく空いてしまったが、ホームから反撃して何とか届いた。上がり9秒1は2日間の一番時計だ。
 「危険なレースでしたね。正直、無理かと思いました。本当にギリギリでした。行けるところもあったんですが、7車なんで考えてしまって迷いが出てますね。2日間、先手を取れてない。(準決勝は)浅井(康太)君を付けて、このレースはできない。しっかり前々に攻めて勝ち上がりたいですね」
 3日目の準決勝9レースはライン3車のアドバンテージを生かし、持ち味の先行勝負で記念初優出を狙う。

 中井太祐は連日、好位置を確保してのまくり、追い込み勝負で連勝。俊敏な立ち回りが光っている。
 「(2日目は)上手く中団が取れました。自分の動きとしては悪くないです。(仕掛けは)自分のタイミングじゃなかったんですが、そのわりには伸びていったと思います。7車で慣れてないんですけど、結果はいいですね」
 準決勝7レースは近畿4車の先頭でどのような走りを見せてくれるか楽しみだ。

 2日間のポイント争いは熾烈だった。合計7ポイントで6人が並んだ。初日特選を走った松岡健介(兵庫・87期)に、競走得点上位の神田鉱輔(大阪・100期)、志智俊夫(岐阜・70期)、椎木尾拓哉(和歌山・93期)の順で4名が準決勝に進出。地元の北野武史(石川・78期)、山内卓也(愛知・77期)の2人が惜しくも勝ち上がりを逃した。

笠原裕明記者

2020年7月31日 19時46分

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