今シリーズから9車立て12R制

　10月1日～4日にかけて久留米競輪場を舞台に熊本競輪開設70周年記念「火の国杯争奪戦」GⅢin久留米が開幕する。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、7月～9月は7車立て9レース制となっていたが、今シリーズからGⅢ開催は9車立ての12レース制が復活。

　S班は郡司浩平（神奈川・99期）や清水裕友（山口・105期）などの強豪も出場するが、注目すべきは地元記念として臨む中川誠一郎（熊本・85期）を中心とした熊本勢。中川は今年16場所で未だに優勝が無く、成績はパッとしないが、当大会は一昨年、昨年と目下2連覇中。久留米競輪場に舞台を移してから3度の優勝と無類の強さを誇っている。「今回は3連覇がかかっているし、ここだけは頑張らないとなって想いがある。一年で一番大事な試合だと思っている」と当大会に懸ける想いは誰よりも強い。

　先日の共同通信社杯でビッグ初制覇を遂げた中本匠栄は「この大会はやっぱり誠一郎さんですよ。今年も地元（熊本）勢から優勝者を出せるように走りたい。正代も優勝したので流れはきてますから(笑)」と、熊本出身力士として9月場所で幕内初優勝を遂げた正代(9月30日付けで大関に昇進)に刺激を受けている。復興へ向けて故郷を勇気づけており、輪界でも熊本勢が故郷に“響く”走りで活躍することを期待したい。

なお、今大会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、無観客での開催となっております。

• 選手詳細データ

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  中川誠一郎 選手熊本・85期
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  中本匠栄 選手熊本・97期