野原雅也が記念初制覇 ~広島競輪~

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野原雅也
右手に花束、左手にトロフィーを抱え記念撮影
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ゴール線を1着で駆け抜ける2番車の野原雅也
経験を生かし新鋭を退けた

 12月27日(日)に広島競輪場で行われた開設68周年記念ピースカップで野原雅也(福井・103期)が中団を確保して鮮やかなまくりで記念初優勝を達成した。  
 
 初手の野原は正攻法を選択して若手の動きに対応する作戦。赤板過ぎから地元の新人・町田太我(広島・117期)は番手が他地区の佐々木雄一(福島・83期)を連れてアピール先行。野原が巧く中団をキープすると最終バックからスパートして、佐々木のけん制を乗り越え、絶好態勢の鈴木竜士(東京・107期)の追撃も振り切った。町田と共に新人で記念Vを狙った山口拳矢(岐阜・117期)は自分のスタイルを貫き、後方からまくり上げたが3着まで。
 「記念優勝は凄い嬉しい」と開口一番、笑顔が弾けた。「中団でも後方でもチャンスがあるところで行きたいと思っていたら、展開に恵まれました。町田君がカカっていて緩めず、山口君もスピードがあるから先に仕掛けたいなと。付いてくれた鈴木君とワンツーが決まってよかった。今回からフレームを新しくしてデキ過ぎだけど変えて良かったです」とレースを振り返り、同級生の鈴木竜士とのワンツー決着も喜んだ。「応援してくれている人がいる中で、これまでは自信をもって走れることが少なかったけど、脚力が付いてきて、内容も考えて走れるようになってきた」と手応えも掴み出した。「今後は特別競輪で決勝に乗りたいし、結果を残していきたい」と抱負を語ってくれた。

永岡孝史記者

2020年12月27日 16時36分

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