野原雅也がクリスマス決戦を制す ~伊東温泉けいりん~

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野原雅也
優勝賞金ボードを掲げる
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ゴール線をめがけて「無心」で駆け抜けた⑦野原雅也
強気な攻めで2度目の記念V

 伊東温泉けいりん開設72周年記念『椿賞争奪戦』は、25日(日)に決勝戦が行われた。決勝出場メンバーはナショナルチームの山崎賢人、中野慎詞ら強豪がそろったが、野原雅也が強気な攻めを披露。九州勢を分断して山崎の後ろを確保すると、嘉永泰斗の番手から自力にシフトした山崎をゴール前で一気に交わした。


【野原雅也(1着)】
「車番が悪かったので、後ろよりは前と思っていたけど、取れるとは思ってなかった。(嘉永と中野の)どっちが飛んできても遅れないようにと。すんなり出させてまくれる相手ではないので。踏んでいて合ったところからでしたけど、(九州は4車で)あの並びなら中本さんのところか、田中誠さんのところ、それか、その後ろっていうのは頭にあった。(山崎の後ろを取ってから)自分で仕掛けることも頭にあったが、そのタイミングがなかったですね。優勝はまったく思っていなくて、無心でゴール線をめがけて走って、結果、優勝だった。(今日はクリスマスで)優勝賞金で(子どもに)おもちゃでも買ってあげたい。今年は調子を崩したり、GⅠで活躍ができなかったので来年は強い気持ちをもってレースに臨んで活躍したい」

【大川龍二(2着)】
「(中野との連係で)ずっとハンドルをしっかり握っていました。(中野が浮いてしまってから)なんとか行けるところまでって。一戦、一戦無駄にできないし、こけてもいいくらいに行ってこけずにゴールできた。今年はS級の初優勝や、(共同通信社杯で)GⅡに初めて参加、記念で初の決勝確定板と初めてばかり。『俺はどこまでいくんだろう(笑)』って。仲間たちの助けや、助言もあってここまでこれたし、感謝の気持ちです。どでかいクリスマスになりました」

【山崎賢人(3着)】
「力不足でした。内も外も全部見えていた。からまれるのは、俺か、その後ろだろうっていうのも、わかっていたので。(自分で仕掛けてから)余裕はなかったです。あれで4(繰り上がりで3着)まで沈んでいるので力不足。4車なのに申し訳なかったです。(今後のスケジュールは)1月に沖縄合宿があり、2月にネーションズカップがあるので、それに向けてですね」

小山裕哉記者

2022年12月25日 18時05分

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