渡邉雅也がレインボーカップ制覇 ~広島競輪場~

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渡邉雅也
優勝を決めて笑顔で写真撮影
念願の1、2班へ昇格

 広島競輪開設68周年記念・ひろしまピースカップ(G3)の最終日第9レースでレインボーカップチャレンジファイナルが行われ、渡邉雅也(静岡・117期)が超細切れ戦を制して優勝を決めた。
 レースは打鐘前に単騎の兼本将太が先頭に立つと、そのまま徐々にペースを上げて先行態勢に入る。最終ホームで後方から渡邉雅也が反撃に出ると、兼本の番手に嵌っていた下井竜が1コーナー過ぎからまくり出る。下井を追う形となった渡邉が直線で外を踏み込んでゴールした。
 「優勝が目標だったので、ホッとした。作戦を何通りも立てたけど、違う展開になってしまった。でも後方になった時にカマシにいこうって思った所ですぐに仕掛けることができた」と想定外のレース展開になっても機転を利かせた冷静な立ち回りで優勝を勝ち取った。「今年最後のレースでしっかりと決められてよかった。父(晴智・73期)からは自分のレースをして気合で勝ってこいと言われてました。父は勝った時は褒めてくれるし、悪かった時はレースを見ながら解説してくれる。今日は怒られないと思います(笑)」と冗談を交えつつ、父の教え通りに気合で勝ち切った。「今後は、同門の長田(龍拳)が1、2班にいるから彼よりも先にS級に上がりたい。今開催にいる(町田太我、山口拳也)2人のレースは予選から全部見ていて、力強いレースをしていたので、自分もそういうレースをしたいですね」と次なる目標を掲げた。

池端航一記者

2020年12月27日 15時04分

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