同期のフレームでつかんだ節目の勝利

　2月21日（火）から京王閣競輪場で始まったF1ナイターシリーズ『ＦＣ東京杯＆デイリースポーツ杯』。

　開催初日第9レースでは渡邉雅也（静岡・117期）が別線の踏み合いをまくって、番手から迫る武井大介とのつば競り合いを制し節目の通算100勝を達成した。
　「行くタイミングはあったけど、（前の選手の動きで）タイミングがわからずいけなかった。展開が向いただけで調子はわからない」と1月宇都宮で落車して以来のレースで1着も、内容に納得した様子はなかった。
　節目の達成に話題が移ると「勝ち切りたかったし、早めに決められて良かった。100勝達成はまったく意識してなくて、98勝くらいから気づいて、そこまでは意識してなかったです。ここからＳ級で積み上げていきたい」とあくまで100勝達成は通過点だ。

　今回、渡邉は自身のフレームが落車によって壊れてしまったため、借り物のフレームを使用。「同期の犬塚（貴之）さんのフレームを使わせてもらってます。落車でフレームが壊れたって連絡したらすぐにフレームを送ってくれて。せっかくだからって乗ったら感じが良かった。うれしいですよね、そこまでしてくれるなんて」と笑顔で語り同期の絆をあらためて実感していた。

• 選手詳細データ

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  渡邉雅也 選手静岡・117期