地元勢が好スタート ~前橋競輪場~

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小林泰正
二次予選も先行勝負で挑む
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恩田淳平
初の地元記念で1着スタート
地元8名が二次予選に進出

 ナイターのG3シリーズ、前橋競輪場開設71周年記念「三山王冠争奪戦」が5月20日に幕を開けた。豪華メンバーが激突した12レースの初日特選は清水裕友(山口・105期)が豪快にまくって圧勝した。一次予選では地元勢が無観客開催ながら6年ぶりの記念シリーズで奮闘。須藤直道(群馬・68期)は勝ち上がりを逃したが、出場した9名のうち8名が二次予選進出を決めた。

 4レースでは地元記念初出場の小林泰正(群馬・113期)が力強い逃走劇を披露。最後は山田久徳(京都・93期)の強襲に屈したが、しぶとく2着に粘り込んだ。
 「できれば山田さんを後方に置いて先行したかったんですが、山田さんのほうが一枚上手でした。プレッシャーもあって脚が三角に回ってました。思ったより力みすぎていたのでリラックスして走りたいですね。初日を突破できたのは大きいです。今回はなるべく先行で勝ち上がっていければと思っています」

 8レースは恩田淳平(群馬・100期)が強豪相手に金星をゲット。巧みなコース取りから最後は中を割って突き抜けた。
 「単騎なので早く仕掛けても後ろから追い込まれてしまう。ホームで見ちゃいましたけど、ちゃんとどこに行くか見ながら最後は突っ込めました。3.85のギアをずっと使っていたんですが、3場所前から92に上げてフレームも換えました。それで視界がゆっくり見えますね。まさか1着が取れるとは思わなかったです。今回は地元なので、しっかりトレーニングを積んできました。神様が見てくれたんだと思います」

 2日目21日の二次予選9レースはこの2人でタッグを組む。別線はかなり強力だが、息の合った連係プレーで強敵撃破をもくろむ。

 今シリーズは無観客での開催となっています。テレビ、インターネット中継などでの観戦をお楽しみください。

笠原裕明記者

2021年5月20日 23時10分

開催情報

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