松浦悠士がSPR賞連覇に挑む ~広島競輪場~

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松浦悠士
地元の大エースが連覇に挑戦
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古性優作
なにわの暴れん坊が真価を発揮か
別線も強敵がそろった

 5月29日(土)から広島競輪場で開催されている全プロ記念競輪は、2日間の短期シリーズで明日30日(日)が最終日となる。メインレースでもあるSPR(スーパープロピストレーサー賞)の並びは以下の通りとなった。

 ③松浦悠士-①小倉竜二
 ②吉田拓矢-④鈴木庸之-⑨諸橋愛
 ⑤古性優作-⑧坂口晃輔
 ⑥鈴木裕と⑦佐藤慎太郎はそれぞれ単騎となった。

 地元の松浦悠士はSPR賞の連覇と4場所連続での優勝がかかっている。前検日から「4連続(優勝を)目指して」と意気込んでいたが、初日はロングスパートで3着。「(初日はここまでのレースで)まくりが決まっていなかったから早めにいくと小倉さんには話していた。ホームカマシか、ホームまくりかで言った通りには仕掛けられた。気持ちいい感じでは行けなかったですけど、スピードは出てたんで感じは悪くない。あとはちょっと体の使い方をうまくしたいなって感じでした。原因はハッキリわかってるんで、なんとか修正してもっといい状態で臨みたい」と修正箇所が見つかった様子で、SPR賞を最高の状態で迎えるべく調整に励む。「(清水)裕友がいないから5割減ですよ(笑)」と共同会見では話していたが、22年振りに地元・広島で開催された全プロ記念だけに華麗な仕掛けを見せてくれそうだ。

 初日に大立ち回りで白星を挙げた古性優作も見逃せない存在。「番手にいったのはとっさの判断。番手を取り切って岩本(俊介)さんがすごいスピードでいって、スイッチできる余裕もなくて。スイッチできてれば上でも戦える。松浦ならスイッチできていたはず」と松浦へのライバル心がメラメラだ。「こういうレースは最近していなかったけど、位置を取れて、このフレームでもヨコができるとわかったのは大きいし、宮杯にもつながる。ただ自転車と体の一体感がなかったから体とセッティングを修正したい」と手応えをつかみつつ、改善点も把握しており、入念な調整を経てSPR賞に挑む。

 発走予定時刻は16時30分。¥JOY×プロスポーツでの締め切り時刻は16時25分となります。TV、インターネットでの観戦をお楽しみください。

池端航一記者

2021年5月29日 19時16分

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