一発勝負を制したのは伊東翔貴 ~別府競輪場~

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伊東翔貴
ガッツポーズで写真撮影に応じる
一足先にS級へ

 別府競輪開設71周年記念「オランダ王国友好杯」の最終日9レースで、レインボーカップA級ファイナルが行われた。A級の実力者がそろった一戦を制したのは、最終バックから番手まくりを放った伊東翔貴(福島・100期)。赤板1コーナーで前団を切り、そのまま突っ張り先行に出た木村弘(青森・100期)の走りに応え、7月の定期昇級を待たずして、一足先にS級2班へ特進を決めた。

 「(初手の位置は木村と)藤井(侑吾)君の後ろからが良いなと話していました。(藤井を)出させて中団でも良かったけど、弘もスイッチが入っちゃいましたね。ラインじゃないけど、後ろで(小林)令が仕事をしてくれているのも分かりました。もうちょっと自分が上手かったら、4コーナーまで引き付けることができたんですけど、あそこまで弘が行ってくれたら僕も優勝して返さないとと思って、踏ませてもらいました。弘に感謝して、その感謝をS級の先輩方に返して、北日本を盛り上げていきたいです」

 2着の小林令(山梨・109期)と3着の北川大五郎(大阪・103期)も明日、6月9日付でS級2班に登録される。S級の舞台でも、さらなる活躍に期待したい。

岡崎優美記者

2021年6月8日 16時16分

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