ベストナインが決定 ~高知競輪場~

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佐藤慎太郎
展開不問の決め脚を見せる
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眞杉匠
関東ライン4車の先頭で責任重大
S班の佐藤慎太郎が今年初優勝を狙う

 高知競輪場開設71周年記念「よさこい賞争覇戦」は7月31日に3日目が行われた。準決勝3個レースが争われ、ファイナリスト9名が決まった。注目の並びは以下の通り。

②眞杉匠-⑦長島大介-⑤河村雅章-志村太賀

③石原颯-⑥山中貴雄

④中川誠一郎-⑨坂本健太郎

①佐藤慎太郎

 今シリーズ唯一のS班、佐藤慎太郎(福島・78期)は3連勝の勝ち上がり。準決勝12レースは新山響平(青森・107期)が内に詰まる厳しい流れとなったが、自らの力で打開した。
 「(新山は)あそこでこだわってもね…。想定外でした。(新山)響平と一緒に勝ち上がれるもんだと思ってました。(新山が)内に押し込まれて抜け出せる感じじゃなかったので、外を踏むしかなかった。踏んでからは(1着まで)行ける感じはありました」
 北日本ひとりとなった決勝戦は「難しいですね。長島は世話になったことがあるので、そこには行けない。決めずにやるしかない。優勝できるように走ります」。次走に控える平オールスターに向けても大事な一戦。タテ勝負を基本に総力戦で完全優勝を狙う。

 4人勝ち上がった関東勢は結束する。機動型が並ぶ栃木コンビは連係実績豊富。眞杉匠(栃木・113期)がラインの先頭で積極果敢に攻める。
 「長島さんは同じ練習グループなので、気合が入ります。連係は4、5回はありますね。自分が1着の時もあるし、長島さんが1着のワンツーもある。(準決勝は)ちょっと重かったので、しっかりクールダウンして仕上げます。自力で力を出し切ります」

 長島大介(栃木・96期)は17年7月久留米以来、4年ぶり2度目の記念制覇へお膳立てが整った。
 「眞杉はいつも一緒の時は頑張ってくれる。(佐藤)慎太郎さんの動きは気になるけど、すんなりならチャンスはあると思います。全力で頑張ります」

 注目の決勝戦は最終日8月1日の12レース、16時35分に号砲が鳴る。シリーズの頂点に立つのは果たして誰か。

笠原裕明記者

2021年7月31日 20時06分

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