眞杉匠が『善知鳥杯争奪戦』の初日特選を制す ~青森競輪場~

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眞杉匠
レース内容を反省して勝っても笑顔はない
二次予選は理想の走りで別線攻略を目指す

 9月26日に青森競輪場で行われた開設74周年記念『みちのく記念競輪・善知鳥杯争奪戦』の初日特選は眞杉匠(栃木・113)が逃げて抵抗する新山響平を上がり11秒1の鋭いまくりでのみ込んで快勝した。正攻法の構えから隙のない立ち回りで別線の動きに対応したように見えたが、眞杉自身はレース内容に納得していない様子。白星スタートにも笑顔はなく、反省点を整理して2日目以降に向けて気を引き締めた。

 「(赤板で新山が)切りに来たところを突っ張ろうと思ってました。でも、新山さんの勢いがすごすぎて、駄目でした。下手でしたね。ジャンくらいで詰まってたんで、そこで仕掛けないと駄目でした。阿部さんよりも先に仕掛けないと。ワンテンポ遅れてるんで、組み立ては良くないです。自転車は良くなったと思うんで、明日(2日目)は早め早めで仕掛けられるようにします」

 共同通信社杯が終わった直後から「まくりは自分のスタイルじゃないので、もっと積極的に走りたい」と話し、今シリーズの前検日にも同様のコメントをしていた眞杉。眞杉自身のイメージでは地元の新山を突っ張ってそのまま駆けて同期の森田優弥とのワンツーが理想であったに違いない。2日目は二次予選のメインに抜擢されて、守澤太志とタッグを組む。初日の反省を踏まえ、本来の〝眞杉らしい〟走りで別線を封じて準決勝につなげる。

細川和輝記者

2024年9月26日 18時30分

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