眞杉匠が初日特選を制す! ~燦燦ダイヤモンド滝沢正光杯~

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眞杉匠
勢いはさらに加速する!
「突っ張るつもりで踏んだけど深谷さんに出切られて頭を切り替えて番手にいった」

 松戸競輪開設74周年記念 燦燦ダイヤモンド滝沢正光杯『大阪・関西万博協賛』(GIII)は初日が終了。オープニングレースで3連単93万円台の特大配当が出るとその後も終始荒れ続けた。その中で迎えたメインレース・初日特選は眞杉匠(栃木・113期)が“らしさ”を存分に発揮して制した。

 レースは後ろ攻めの深谷知広が青板バックで叩きにいくと前受けした眞杉匠は突っ張り気味に踏む。それでも深谷が力で出切ると眞杉は番手の岩本俊介をすかさず捌いて番手を奪い取る。深谷がペースを落とさず踏み続けると眞杉は車間を空けつつ最終ホームから発進。中団から清水裕友が好スピードのまくりで迫ると眞杉は2センター過ぎでまくってきた清水を自ら張る。清水の勢いを止めた眞杉はそのまま最後まで踏み切り1着でゴールした。

 「前受けは決めていました。突っ張るつもりで踏んだけど深谷さんに出切られて頭を切り替えて番手にいった。動きが大きすぎたのは修正する。(番手にはまってからは)これ以上、引っ張っても見栄え悪いしいかないとと思って仕掛けた。清水さんの動きは見えていた。(清水を張った所は)ガムシャラでした」と展開に応じて瞬時に対応してみせた。
 「前回より良いのかなと思う。軽いとは思わなかったですね。重かった。自転車はいじろうかなと思う。あとはケアですね」と直前の当所サマーナイトを制した時よりも手応えがある様子。2日目以降はさらに良くなりそうで残り3日間も力を示してくれそうだ。

池端航一記者

2024年8月1日 18時22分

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