下井竜が2場所連続Vへ王手 ~小倉競輪場~

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下井竜
迷いなき仕掛けで別線退治だ
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北川大成
ライバルが脱落してV最短
北川大成は3度目のVが目前

 5日(日)から小倉競輪場で開催されているF2ナイターは明日7日(火)に最終日を迎える。A級1、2班戦は好メンバーが集結したが、予選から連勝で勝ち上がってきた下井竜(三重・117期)が2場所連続完全優勝へ王手をかけた。
 「初日に続いてずっと重たかったけど、力んだら進まないと思って回していた。前がめちゃくちゃ遠かったけど、休んだら届かないと思って踏み続けた。初日よりは良いけど、出だしが重くて重くて」と準決を振り返った。「決勝は上田(国広)さんを3番手には置けないから橋本(優己)君とは別線です。2場所連続Vはみんなから言われてプレッシャーがかかるし、お客さんからの声援でも緊張するけど、発走機に立てば自分の世界に入るから大丈夫。来期S級が決まっているけど、上田さんとまたワンツーが決まるようにしっかりと出し切って攻めたい」と安易に構える様子は一切なく、別線の包囲網を切り裂くロングスパートで完全優勝を掴み取る。

 11レースのチャレンジ決勝は準決勝で波乱が続いて119期は北川大成(熊本・119期)のひとりだけとなった。
 「決勝は同期対決で特に村瀬(大和)君とやり合う形になるのかなと思っていたから勝ち上がってこなかったのはびっくり。僕も打鐘で仕掛けたかったけど、後ろの状況がわからず躊躇してしまい、最悪の展開になった。ホーム過ぎで切り替えられたのは誤算だったけど、脚は余っていたし、(3着までには)届くと思った」と準決勝を振り返った。「決勝は近畿と岡山の番手はタテ脚があるから展開によっては(番手から)出るかもしれないから気を付けて走りたい。同期たちがいなくなって3回目の優勝ができるチャンスだと思うから、優勝できるようなレースをしたい」と別線の動向に注視しながら豪快なスパートを魅せてくれそうだ。

 チャレンジ決勝(11レース)は19時55分発走予定、メインのA級1、2班戦決勝(12レース)は20時35分発走予定。エンジョイサイトの締め切り時間は発走の5分前となっております。

池端航一記者

2021年12月6日 21時28分

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