岡山コンビが原田研太朗の連勝を止めた! ~小倉競輪場~

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山根将太
笑顔でレースを振り返った
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月森亮輔
後輩を巧みに操縦してみせた
両者の呼吸がピタリと合った

 2月12日(土)から小倉競輪場で開催されているF1シリーズで今節最大の注目でもあった原田研太朗の連勝が16で遂にストップ。今年初めて原田に土をつけたのは山根将太(岡山・119期)と月森亮輔(岡山・101期)の岡山コンビだ。
 レースは伊藤旭が後ろ攻めから切ると山根将太が叩いて先制。原田研太朗を後方に置くと最終ホーム過ぎから月森亮輔は車間を徐々に空ける。2コーナーからまくってきた原田に合わせて月森は車間を少しずつ詰める。原田が徐々に迫ってくるも2センターで中団を確保していた伊藤が原田をブロックして勢いを完全に止めると、無風の月森がゴール前で山根に迫って両者で1着同着となった。
 逃げ切り大金星を挙げた山根は「初手で月森さんが中団を取ってくれて、作戦通りのレースでした。出切ってからは余裕がなくて、3コーナーまで目一杯に踏んだ感じです」と全力全開で攻めた結果の大本命撃破。「まさか決勝に乗れるとは思っていなかったし、それ以上に僕が原田さんの連勝を止めちゃって良かったのかなって感じです」とまだ実感が湧いていない様子で、終始恐縮気味だった。
 番手で巧みに後輩をリードした月森亮輔は「作戦通りだったけど、車間を空けてすぐの2コーナーから(山根の)スピードが一気に上がって(車間を)空けたのは良いけど、これ追い付けるのか? と以前、彼に離れたのが頭に浮かびましたね」と道中で少し焦った様子。「自分としては(先行してくれれば)車間を空けて波を作ろうと思っていた。山根君は良い先行でした。自分も調子が良いからやるべきことができたと思う」と互いの役割をキッチリ遂行して強敵を撃破して見せた。

池端航一記者

2022年2月13日 21時54分

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