地元の若手が新・玉野で躍動だ『瀬戸の王子杯争奪戦』 ~玉野競輪場~

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取鳥雄吾
昨年準V以上の結果を狙う
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山根将太
養成所時代はゴールデンキャップを獲得した逸材
岡山は若手機動型が豊富

 2022年3月26日、玉野競輪場で開設71周年記念『瀬戸の王子杯争奪戦』が開幕。玉野競輪場は約1年半の大規模改修を経て2022年2月にリニューアルオープン。その後の2節はミッドナイト競輪が行われたが、今シリーズが初の有観客開催。地元で活躍を誓う若手が新・玉野で激走を誓う。
 
 予選の11レースに出走する取鳥雄吾(岡山・107期)は、広島競輪場で行われた昨年大会で準V。「昨年は(取鳥の前で先行した)太田君が頑張ってくれた。最後に勝ちたいってミスをした。今年はやれることをやって結果が付いてくれば」と自然体ではあるが、昨年決勝の経験を生かしてそれ以上の結果を狙う。

 前回のウィナーズカップは着だけ見ると大きいが、初日特選、二次予選のラインへの貢献度、レース内容は抜群で、今回に向けて手応えはつかめたはずだ。「(ウィナーズのあとは)帰った次の日から自転車に乗ったし、ここの予定で頑張ってきた」と、いままでの練習の成果をここでは発揮する。

 9レースには地元記念初出場の山根将太(岡山・119期)が登場。養成所時代にゴールデンキャップを獲得した逸材で能力は折り紙つきだ。「(S級に)昇級したての時より良くなっている。地元記念に向けては特にないが、いつもの練習をしてきて、いつもの手応えだった。二次予選は通過できるように」と当面の目標は準決勝進出だ。

 地元選手の活躍が新・玉野競輪場のバンクを熱気に包むことは間違いないだろう。

小山裕哉記者

2022年3月25日 17時40分

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