取鳥雄吾が通算200勝を達成 ~富山競輪場~

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取鳥雄吾
200勝を決めてVサイン
「1着は全部嬉しい」

 施設整備等協賛競輪in富山『神秘の海富山湾カップ』G3の2日目10Rで、取鳥雄吾(岡山・107期)が通算200勝を達成した。

 レースは、前受けした取鳥が打鍾からカマす展開。取鳥らしいスピード感あるカマシで、後続のもつれをしり目に逃げ切りで節目を達成した。
 「僕待ちになってくれたらなとは思ってたけど、そうならなくてもどこかでは叩いて出切って3着までには入れるようにって考えてました。飯野さんがハマったのが見えて、(三宅)達也さんも追い上げてくれたから(最終)2コーナーから踏んだんですけど、バンクが重かったですね」

 寬仁親王牌の3日目に199勝目を挙げたものの、続く取手F1はまさかの3日連続2着。そして今節の初日特選も2着と、あと一歩のところで1着を逃していた。初日のレース後には「これで4連続2着ですよ。200勝が遠い…」と本音がポツリ。思わぬ産みの苦しみを味わったが、それでも自分のスタイルを貫いたことが節目達成へとつながった。
 「まあ、狙ったところで200勝ができるわけじゃないので。今日も3着までに残れるようなレースをしようと思っていました。思い出の1着は難しいですね。今日の1着も嬉しいし、1着は全部嬉しい。次の目標は明日の1着って言いたいところなんですけど、今回はこっそり勝ち上がっていこうと思ってるので(笑)。明日も3着までに残れるようなレースをして勝ち上がりたい。なので、記者のみなさん明日は無印でお願いします(笑)」
 茶目っ気たっぷりにインタビューを締めくくったが、もちろんレースで手を抜くことは一切ない。いつも通りの走りの先に、次の1勝が待っている。

熊谷洋祐記者

2022年11月18日 18時12分

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