上位陣が脱落しV争いは熾烈 ~向日町競輪場~

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畑段嵐士
地元の想いを一身に背負い込む
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山田英明
賞金加算のチャンスが到来
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取鳥雄吾
瀬戸のサンダーバードが記念初Vに王手
地元で生き残ったのは畑段嵐士ただ一人

 9月6日に向日町競輪場で開設70周年記念『平安賞』の決勝戦が行われる。

 S班2名(平原康多、佐藤慎太郎)に5度目の平安賞制覇を狙った、地元の総大将・村上義弘は準決勝で惜しくも敗退。地元ファンの期待は唯一勝ち上がった畑段嵐士に寄せられることになった。

 混迷を極める決勝戦の並びは以下の通り。

①畑段嵐士(単騎)
③取鳥雄吾-⑥高原仁志
②鈴木裕-⑤竹内智彦
⑦山田英明-④近藤龍徳

地元で唯一勝ち残った畑段嵐士は「アクシデントもあったし、先輩(三谷竜生)の失格は残念ですね。調子は日に日に練習の疲れが取れて軽くなってきている。(地元で)決勝に上がれて良かったです。みんなの想いやプレッシャーを力に変えて頑張ります」と言葉数は少なかったが、孤軍奮闘に期待したい。

現在賞金ランキング10位(9月5日現在)の山田英明は「今回は苦しい。でもその中で、今できることをやれている。3日間、出が重いから、練習でやってきたセッティングに変える。変えるのはちょこっとだけだけど、それで良くなれば。巧く調整したい」と変わり身は十分でGP圏内に突入するためにも優勝が是が非でもほしいところだ。

準決勝で平原康多を不発に追いやる完璧なレース運びを見せた取鳥雄吾はまさに超抜のデキ。「今開催は凄い先行屋みたいなレースをしている。それにいつも前半2日間が良くて、そこから尻すぼみ的に準決で大失敗するのに今回はそれがない。調子はずっと良いし、結果が付いてきている。決勝も逃げれたら良いな。このチャンスを逃がさないようにしたい」と再び高速カマシで別線を完封してみせるか。

決勝戦の発走予定時刻は16時00分。¥JOY×プロスポーツサイトの締め切り時刻は発走の5分前となっております。

本吉慶司記者

2020年9月5日 16時47分

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