【速報】『玉野記念in広島』決勝並び速報 ~広島競輪場~

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松浦悠士
盟友に前を託して別線を迎え撃つ
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取鳥雄吾
2度目の地元記念決勝の舞台で頂点を目指す
中四国5名は二手に分かれてガチンコ勝負

 3月7日(日)に広島競輪場を舞台に玉野競輪開設70周年記念『瀬戸の王子杯争奪戦』in広島の決勝戦が行われる。注目の並びは以下の通りだ。
 
 ④黒沢征治-①和田健太郎
 ⑦太田竜馬-⑧取鳥雄吾-②岩津裕介
 ⑤清水裕友-③松浦 悠士
 ⑨山田英明-⑥小川勇介

 地元の岡山勢は取鳥雄吾が太田竜馬の番手回りを表明。大会4を狙う岩津裕介が後ろを固めて3車ラインを形成。S班コンビは初日と逆の並びで清水裕友が自力を決意。ホームバンクの松浦悠士が番手で呼吸を合わせる。東日本勢は2日目に続いての連係となり、連係豊富な九州はライン2車。3対2対2対2の細切れ戦となった。唯一3連勝で勝ち上がってきた清水とホームバンクの松浦に熱いまなざしが注がれるが、もう一人のS班であるグランプリチャンプの和田も復調のきっかけを掴んでおり、逆転Vへ虎視眈々。地元勢に託された太田の走りはいかに…。

 地元で行われるGレースとなれば誰よりも強い気持ちで決勝戦に挑むのは松浦悠士だろう。しかしながら今回は玉野記念で岡山勢を尊重しながら、中四国地区として太田竜馬のことも考えて並びを決めたことを説明した。

 「たぶんみんな同じ気持ちで中国4車でまとまるか、この並びの二択だった。4車でまとまるなら裕友、雄吾、自分、岩津さんの並びでしたね。でも太田も一人にできないし、雄吾もこれまでずっと頑張ってきた選手ですからね。やっぱりみんなにチャンスがあるようにって考えればこれが一番いいかなって。自分は初日に感触を確かめたくて前でやらせてほしいって言って自力でしたけど、それ以降は一緒になれば任せるつもりでいましたし、その意思は裕友にも伝えてあった。やっぱり地元なので。勝ちたい気持ちはかなり強いですけど、別々で戦いますけど割り切って5人でしっかり勝負ができれば。2日目の感覚はかなり良かったですけど、準決は少し疲れがあったのでしっかりとケアをして臨みたい」

 取鳥雄吾は決勝に乗った中四国勢以外にも認められている選手であり、機動型として貢献してきた選手。2度目の地元記念決勝の舞台で、3年前の悔しさを晴らすべく気力を振り絞る。

 「松浦さんや清水さん、もちろん岩津さんにも『判断は全て任せる』って言ってもらえた。正直、難しい判断ですけど、太田君に付けたいって伝えました。中国4車でまとまると岩津さんが4番手になってしまう。太田君も一人にできないし、頑張ってくれると言ってくれたので。あの時(3年前の決勝)は夢を見たので。今回はチャンスある位置を回れるので頑張りたいですね」

 決勝の発走予定時刻は16時35分、今年は広島で行われている玉野記念のファイナルの号砲がいよいよ鳴らされる。
 

細川和輝記者

2021年3月6日 17時40分

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