開設75周年記念『第30回中野カップレース』が開幕 ~久留米競輪場~

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松浦悠士
中4日でも上積身を実感して参戦
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山崎賢人
久々の実戦で自慢のスピードを披露
S班3名が久留米バンクで火花を散らす

 6月22日(土)に久留米競輪場を舞台に開設75周年記念『第30回中野カップレース』が幕を開ける。高松宮記念杯で初タイトルを手にした北井佑季と、古性優作らはゴール後落車の影響からか欠場となってしまったが、グランプリ王者の松浦悠士(98期・広島)を中心に、新山響平と佐藤慎太郎らS班3名がシリーズを盛り上げる。
 
 「(宮杯は)手応えはなかったです。行く前の感じからしたら、結果は思っていたような感じじゃなかった。とにかく体が使えていなかった。乗りたいように乗れていないのが、最近自力が出ていない要因かなと。でも、そこに比べれば上積みはかなりあります。まだ自分が求めているレベルじゃないんですけど、前回よりは上がっています。ケガに苦労した前半戦でした。(去年の)オールスターの落車で左側を痛めて、(今年の)ウィナーズカップでも左側を痛めて、右側にも痛みが出たりして、身体が悲鳴を上げていました。ようやく良くなってきたし、暖かくなって体が動くようになっていると思う。(今年のオールスターはファン投票で3位に選ばれたが)体は万全ではないけど、早く良くなって欲しいと自分自身が一番思っている。ファンのみなさんがそう思ってくれているということだと思うので、期待に応えられるようにしたい」

 ナショナルチームに在籍している山崎賢人(111期・長崎)は昨年の競輪祭以来となる207日ぶりの実戦を迎える。今年はネーションズカップやアジア選手権に参加していたが、ピストレーサーにまたがるのは半年以上ぶり。一走目で感覚を確かめて2日目以降につなげたいところだろう。
 「(パリへ行けず)悔しい気持ちが一番にあります。でも、言い訳はないですし、選考は妥当だったと思います。今後の予定としては、サマーナイトと、オールスターは走るつもりです。ナショナルとして10月の世界選は走りますけど、その後は分かりません。ナショナルで結構きつめに練習していました。でも、鉄フレームには全然乗ってなくて、今週の月曜に追加を受けてから鉄フレームに乗り始めました。練習の感じは良いと思うけど、何とも言えないですね。ライン戦はリズムが違いますし。問題ないとは思いますけど」
 

細川和輝記者

2024年6月21日 16時22分

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