松浦悠士がグランプリ初制覇!! ~立川競輪場~

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松浦悠士
賞金ボードを掲げ写真撮影
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松浦悠士
ゴール後に両手を突き上げる
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ゴール線を一番に駆け抜けた3番車の松浦悠士
5回目の挑戦でつかんだ栄冠

 立川競輪場で30日(土)に『KEIRINグランプリ2023』が行われ、松浦悠士(広島・98期)が鋭く追い込んで5回目の挑戦で、グランプリ初制覇を達成した。

 レースは、正攻法に構えていた新山響平が残り2周手前から誘導員との車間を空けて後続の様子を窺う。8番手に構えていた脇本雄太も前との車間を空けて間合いをはかると、打鐘手前の2コーナー付近から車を外に持ち出して一気にスパート。気配を察知した新山響平が必死に抵抗したが、最終1コーナー付近で先頭に躍り出る。清水裕友が最終1センターから巻き返しを狙ったが、深谷知広が外を張り気味に合わせて踏み込む。清水裕友が外に浮いたと判断した松浦悠士はシビアに深谷知広に切り替える。古性優作のけん制を乗り越えた深谷知広が優勝かに、直線で外を踏み込んだ松浦悠士が3/4車輪差で突き抜けた。

 【松浦悠士(1着)】
「(グランプリ優勝は)うれしいしかない。(観客の大声援は)5回目なので緊張感はなく、いい緊張感で走れました。(喜びをまず誰に伝えたいか)まずは家族、あと師匠ですね。(師匠が)見にきてくれているし、家族もきてくれていた。(目標にしていた賞金王は)賞金王の実感はまだないですけど、グランプリ優勝は目標にしていたので決められてうれしい。
(レースは)スタートに失敗して深谷さんに入られてしまった。そこは反省ですね。新山君が駆ける展開で、(脇本と)踏み合いになればいいなと思っていた。(その後は)緩んでも我慢と。(清水)裕友には叩きそうなら3番手にスイッチと話していたが、突っ張るかもと遅れたところを深谷さんに入られた。うまく切り替えられていればワンツーだったかもとは思う。裕友が浮いたのが見えて、待って、過去に失敗したこともあったので、『ごめん』と思いながら(深谷に)切り替えました。(優勝の確信は)深谷さんが近畿をとらえられるのか、そこを託して、深谷さんがのみ込んでくれれば、自分にもチャンスがあるかなと。
(今年は)苦しい一年だったので、最後に笑顔で終われて良かったです。(来年は)タイトルはもちろん、今回裕友が前で頑張ってくれたので裕友のため、中四国先輩、後輩に助けられているので、しっかりと恩返しできるように。
(広島初の優勝に)意識はないですけど、優勝は目標にしていたのでうれしい。グランプリを獲れたし、あとGⅠタイトル3つ。共同も獲れたら、そこ(グランドスラム)を視野に入れてチャレンジしていきたい。(チャンピオンユニフォームを着ることになるが)スタートで体を痛めないように気を付けて(笑い)」

角田祐馬記者

2023年12月30日 18時04分

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