菊池岳仁が猛アピール ~松戸競輪~

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菊池岳仁
関東期待の大型先行だ
オールスターで全て先行

 松戸競輪ナイターF1が20日(土)から開幕する。今節にはオールスターに参加した選手が総勢11名参戦。順延も含めて7日間続いた激闘から中3日での開催となるが、選手たちはそれぞれの調整を施して検車場入りした。中でも、オールスターでの活躍が目覚ましかったのは菊池岳仁(長野・117期)。初日にはG1初勝利を挙げるなど、地元地区のG1で大いに躍動した。

 菊池はオールスター初日にG1初勝利。準決勝まで駒を進めた。何と言ってもその内容が凄まじい。出走した5走全てで最終バックを取り、徹底先行ぶりを示した。初の早期卒業生として期待されてきたが、A級で足踏みが続いた時期もあった。それでも日を追うごとに力を付け、G1で存在感を放つところまで来た。まだまだ成長の途中だが、この先どこまで強くなるか末恐ろしい。
 「G1初勝利は素直に嬉しかったですね。西武園は先行有利なバンクってこともあって、先行は意識していました。全部主導権を取れたことは良かったですね。でも、まだまだ連に絡めていないし、主導権を取れたことは自信になったけど、ラインで決められなかったり、結果っていうところで見ると、そこまでは。先行はずっとやってきたことですし、それで結果が出るようにならないと」
 G1直後とあって疲労度は計り知れないが、この松戸でも手を抜くことは決してない。
 「この後の青森記念、共同通信社杯まで日程が詰まっているんですよね。ここが中3日になることも分かっていたことだし、詰まっているなかでも練習は計画的にやっています。松戸は6月のG3で走って決勝に乗っているし、良い感じで走れると思う」
 まずは初日特選12R、関東結束の先頭で、ここも風を切るだけだ。

熊谷洋祐記者

2022年8月19日 17時03分

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