令和の怪物が初決勝へ ~大宮競輪場~

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菊池岳仁
ナショナルチームでは脚力だけでなく、精神面も成長
自分の力を信じ初優勝を狙う

 大宮競輪F1シリーズは、30日に決勝を迎える。“令和の怪物”と活躍が期待される菊池岳仁(長野・117期)がS級2場所目にして初の決勝に進出。連日、逃げ切りの勝ち上がりで、準決勝では地元の池田勇人を振り切り大器の片鱗をみせた。

 「冷静に走ることができたので、脚を使わずに押さえて先行できている」とシリーズの走りを振り返る。昨年の1月にデビュー後は早期卒業生として、常に注目を集め続けてきた。現状について「同期の活躍は気になるが、周りは気にしない。あくまで自分の力を出し切る事だけを考えていけば結果が付いてくると思うので」と自分の信じた道を突き進む。
 
 「ナショナルチームで練習して、デビューした時よりもメンタル面で成長した。まだ焦って失敗するレースもあるけど、自分の力を信じて走れた時は良いレースができている。決勝も(高橋)晋也さんが相手だけど、意識はせずに、自分の力を出すことだけに集中したい」。初のS級決勝でも自身の走りを貫きS級初優勝を目指す。

角田祐馬記者

2021年1月29日 18時37分

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