菊池岳仁が1㎞TTを優勝 ~全プロ競技大会~

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菊池岳仁
表彰式では“キクちゃんポーズ”
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菊池岳仁
大会レコードで初V
大会新で理事長杯をゲット

 富山競輪場で開催されている「第70回全日本プロ選手権自転車競技大会」は、午後に入り、10月の寬仁親王牌の初日「理事長杯」をかけた1㎞タイムトライアルが14人で争われた。トップでのスタートになった新田祐大(福島・90期・SS)が1分3秒420の好タイムを出したが、8番目スタートの菊池岳仁(長野・117期・S1)がそれを上回るタイムで颯爽とバンクを駆け抜けた。雨のバンクコンディションではあったが、菊池は1分3秒137で、07年の大森慶一の記録を塗り替える大会レコードで初優勝を飾った。

 「雨谷(一樹)さんが(200mFTTで)9秒台が出ていたし、雨でも自分は全開で突っ込んでいけるところまでと思ってました。(ゴール後は)いっぱいでどうかわからなかった」と、前半から攻めて、リズム良くラップを刻んだ。
 「前橋での1分2秒台が自分のベストですけど、外では今日のタイムがベストだと思います。(寬仁親王牌が)弥彦なのでとりあえず優勝して、理事長杯をと思ってました。記録というよりは優勝を目指していた。脚も戻ってきているし、体もだいぶ良くなっている」
 今年の寬仁親王牌は、地元の弥彦が舞台。それだけに期する思いもあっただろう。全プロ記念競輪の初日でも逃げ切りで白星を挙げた昨年のヤンググランプリチャンプが、ようやく軌道に乗ってきた。

竹内祥郎記者

2023年5月29日 14時25分

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