眞杉匠が地元記念V ~宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦~

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眞杉匠
賞金ボードを掲げて写真撮影
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後続を振り切った①眞杉匠選手がゴール線を通過
地元選手の優勝は神山雄一郎以来14年振り

 5月21日(日)に宇都宮競輪場で開催された開設74周年記念『宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦』G3決勝戦は眞杉匠(栃木・113期)が昨年の小松島記念以来3度目の記念制覇を成し遂げた。地元選手の宇都宮記念優勝は神山雄一郎以来14年振りの快挙となった。

 レースは関東勢が前受け。後ろ攻めとなった久田裕也が打鐘を目掛けて叩きにくる。正攻法に構えた山田雄大は目一杯踏み上げて久田を合わせる。番手の眞杉匠はヨコにきた久田をブロックして後退させて最終ホームを通過。最終ホーム過ぎから車間を空けて後続の状況を確認した眞杉は最終バックから番手まくりを発動。そのまま後続の追撃を振り切りゴールした。

 「(山田が)めちゃくちゃ強くて余裕は正直なかった。勝ち上がりじゃなかったから焦って踏んだ。もっと余裕があれば良かったんですけど。前のおかげだし山田君のおかげ。完全に焦っていた。山田君が前受けから突っ張りますと言ってくれていた。先行争いになると思ったからヨコに(山田が)きて張った。そこは余裕があった。久田君が止まったのがわかった。記念決勝の番手は緊張感が違う。F1とかより全然余裕がなくて。地元なのもあったし。(地元選手の優勝が)10何年ぶりとも言っていたけど、チャンスは結構、あると思っていた。どんな形であれ優勝は嬉しい。地元なので。(最後は)脚が三角に回っていて(ゴールした時は)残ったかなと思った。すごいぎりぎりでしたね。地元優勝は嬉しい。(地元優勝は)全然違いますね。調子が良いって感じで挑めていなかったけど日に日によくなってきた。疲れの抜き方とかコンディションを良くする仕方とかわかったのは収穫。拳矢さんがダービーで優勝して自分も優勝したいなと。拳矢さんはもう共同とダービーを獲っている。焦りも悔しさもある。早く同じ舞台で戦えるように頑張りたい。雄一郎さんは25歳でG1を獲っていて自分が今24歳。あと1年だけど段階よくこれているのかなと。雄一郎さんからは『おめでとう』と言われて嬉しかった。雄一郎さん(が優勝して)から地元が優勝していなかったので自分が優勝できて嬉しい」

池端航一記者

2023年5月21日 18時20分

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