デビューの地で同期同級生を目標に優勝をつかむ

　9月10日（日）に立川競輪場で行われた開設72周年記念『鳳凰賞典レース』の最終日、第12レース決勝戦は森田優弥（埼玉・113期）が優勝。デビューの地でもある立川バンクでG3初優勝を成し遂げた。

　レースは5車で結束した関東勢が前受け。先頭の眞杉匠が誘導との車間を空けると赤板を過ぎて一気にペースを上げる。打鐘で新山響平が巻き返しに出るも関東勢を脅かすほどではない。状況を確認した森田は2コーナーから迷うことなく番手からまくり出る。最後までスピードが落ちることはなく、追撃を振り切り1着でゴールした。

　「嬉しいの一言です。関東のみんなに感謝です。眞杉と（の連係で優勝を）獲れてめちゃくちゃ嬉しい。新山さんも犬伏さんも北井さんも強いので前からスタートと。自分が緊張しているのが眞杉に伝わったみたいで和ませてくれた。それで気持ちもリラックスできた。赤板から（残り）1周まで凄いスピードで誰もこれないなと。ホームの風がすごくてそこ勝負かなと思ったけど、（眞杉の）タレ幅が少なくて後ろの状況を確認しながらでした。ラインのみなさんが心強くて自分を信じて踏み切れた。どこから踏んだか覚えていなくて、眞杉がカカっていた。ギリギリまで引きつけた感じですね。最後の直線はビックリするぐらい長かった。大宮より長かった。（優勝を確認したのは）お客さんが自分だと言ってくれて、スローリプレイで確信した。佐々木さんもきていたから最後までわからなかった。これから自分も頑張らないとなと。立川で優勝できて嬉しい。立川（で優勝できたのは）は思い出になる。ラインのおかげで獲れたし、競輪はラインだと思った」

• 選手詳細データ

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  森田優弥 選手埼玉・113期