高みを目指す木村皆斗 ~取手競輪場~

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木村皆斗
逃げ切り勝ちで勢いに乗る
初日は突っ張ってライン決着に導く

 11月2日(木)から取手競輪場にて始まったF1シリーズ『サテライト水戸カップ・スポニチ杯』。

 初日の8レースでは地元の木村皆斗(茨城・119期)が突っ張り先行で逃げ切り予選を突破した。別線の磯島康祐を突っ張ってからペース駆けに持ち込んで得意パターン。番手はG1ファイナリストも経験する格上の木暮安由だったが、援護していたのもあったが振り切ってみせた。
 「初日のレースは距離が長すぎるくらいだったしきつかった。脇本(雄太)さんだったら、上がり10秒フラットでいくと思う(木村は11秒6)。グランプリでも逃げて勝てるだろうし、そのくらい強くなりたいので。そのためには自転車にいっぱい乗って、ウエイトもして、一杯休んで、いっぱいおいしいものを食べることですかね」と目標に、先行日本一を掲げる脇本の名前を出して、少しでも近づくべくまい進。

 「後ろの援護もあってラインで決まって嬉しい。援護してもらえているから逃げられるのであって、これがライン戦ですね。1着取るために駆けていますので」と先行に迷いはなく「地元で勝てて嬉しい。地元とか関係なく、いつでも決勝に乗りたいと思っている。調子はいつも通りです」と地元では初のS級決勝進出に向けて臨む。開催2日目となる3日(金)は10レースに登場。太田竜馬や高橋晋也といった強力な面々に挑む。

角田祐馬記者

2023年11月2日 16時45分

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