特別昇級を決めS級初戦に挑む木村皆 ~取手競輪場~

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木村皆斗
A級は4場所で卒業してS級の舞台に戻ってきた
地元ワンツーへ今度こそ

 取手競輪場では明日の10日からFⅠシリーズ『関東カップ』が始まります。ここでは前回の佐世保でS級特別昇級を決め勢いに乗る木村皆斗(茨城・119期)を取り上げたい。

 木村は今年2年ぶりにA級へ降級。それでも降級初戦の地元・取手は決勝2着も次走の岐阜から3連続で完全V。今年4場所目でS級に復帰した。
特別昇級を決めた前回の佐世保に付いて振り返る。「(佐世保の)決勝は緊張しましたね。でも(特別昇級を)決めることができてホッとしたし、S級に戻ることができた」。
佐世保決勝は逃げ切りで決めた木村。普通に考えれば特別昇級へは自分が勝つ競走になり、まくりになるケースが多い。しかし、木村は逃げ切りで決めた。「誰も来ないので駆けてしまった。誰か来てくれればまくりになったけど、来なかったから。寂しかったですよ」。

 S級初戦は地元の御大である武田豊樹(茨城・88期)が番手。過去の連係は2回あり、いずれもワンツーは決まっていない。
「僕が弱くて、ワンツーが決まらなかった」。しかし、武田にも話を聞くと武田はこう答える「あの時より木村君は強くなっている」。
木村にとっては嬉しい言葉だろう。「取手で練習もしっかりした」だけに強気の攻めで地元ワンツー決着に期待したい。

木村貴宏記者

2025年3月9日 17時20分

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