木村皆斗が節目の100勝 ~久留米競輪場~

photo-71283
木村皆斗
ガッツポーズで記念撮影
「100勝はキリが良いですね」

 10月6日(金)から久留米競輪場で開催されている開設73周年記念熊本競輪『火の国杯争奪戦』G3in久留米は9日(月・祝日)に最終日を迎えた。第3レースでは木村皆斗(茨城・119期)が強烈なカマシで押し切り節目の100勝を達成した。

 レースは赤板で中団の吉田篤史が切ろうとするが後方の渡口勝成が先に叩いて先頭に。中団は併走にならず打鐘目掛けて吉田が叩き返す。すると間髪入れずに前受けから下げていた木村皆斗が一気のカマシ。最終ホームで吉田を捕らえると好スピードで別線の巻き返しを振り切りゴールした。
 「あそこで引いたら勝負権がないと思って引くつもりはなかった。昨日と同じ失敗はしたくなかったし。中団を取れたと思ってそこで頭を止めていたら先がない。吉田さんが仕掛けてくれたので行くべき所で仕掛けようと。展開が昨日と同じ感じだったし、仕掛けないと成長がないですから」と反省を生かしたレースで見事、勝ち切った。
 「100勝はキリが良いですよね。でも100勝は100勝なので。200勝、300勝できれば嬉しいし頑張りたい。師匠(横山尚則・100期)はまだまだ強い。横山一門(朝倉智仁、橋本壮史)がビッグレースで連係できるようになりたいし、頑張りたいですね」と100勝はあくまでも通過点で笑顔はなかったが、大舞台での師匠、そして同門での連係を目指してまだまだ成長を続ける。

池端航一記者

2023年10月9日 12時22分

開催情報

ページトップへ